目次
はじめに
本ブログでは、現在テレビ放送中のドラマ日曜劇場『ドラゴン桜』をテーマに、人生観や思考力や勉強法についてまとめています。ひとつの人気テーマです!

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第1話「時代に負けるな。今こそ動け!」

第2話「人生の大勝負!お前の道はお前が決めろ!」

第3話「一発逆転!バカでも秀才に勝てる勉強法!」

第4話「苦手が得意に変わる!令和の学力爆上げ勉強法!」

「四の五の言わず東大に行け」というセリフが印象的なドラゴン桜ですが、阿部寛さん演じる元暴走族で弁護士の桜木健二先生が、偏差値の低い落ちこぼれ高校生たちを東大入学に導く模様が描かれる、大学受験がストーリーとなっています。
この教育や指導における名言が人気の理由のひとつと言えます。
今回は2021年5月23日(日)放送の第5話「限界を決めつけるな!行きたい未来を自分で作れ」より「マジカルバナナ勉強法」と「社会を変えろ、常識を変えろ!」という名言と、涙の感動シーンを中心に、勉強法・名言・感動シーンについてまとめていきます!
ドラゴン桜について
ストーリー/登場人物
桜木健二【阿部寛さん】
メインの人物である阿部寛さん演じる桜木健二。元暴走族で現弁護士。かつて偏差値30の龍山高校から東大合格者を出し、奇跡の学校再建を成し遂げました。

その他、ドラゴン桜のストーリーや登場人物については、第1話の名言まとめをご覧ください!

『ドラゴン桜』は、三田紀房による日本の漫画作品。2003年から2007年まで、講談社の漫画雑誌『モーニング』にて連載されていました。単行本は全21巻、話数は全194話。
続編である『ドラゴン桜2』が2018年から現在連載中となっています。現在16巻まで発売しています。次回17巻は2021年06月23日の発売予定です。
第5話のあらすじ
第5話の今回は、第3話での【東大専科 対 藤井】での再戦がストーリーの中心となります!

第3話で勝負に負けた藤井は苛立ちから不安定な精神状態にありました。生徒の未来にも影響が出ることを懸念して、再度勝負が繰り広げられます。
勝負は2週間後。国・数・英の3教科を【大学入学共通テスト形式】で行うことが決まり、負けた方のクラスは即廃止の条件が設けられました。(藤井の3教科の点数と東大専科の各教科トップ点数を競う条件)
5教科7科目900点満点で約730点(8割)以上を獲得しないと東大二次試験を受験することができないハイレベルの試験。東大受験には絶対に避けては通れない関門。
東大専科生にとっても、早いうちに経験しておくに越したことはないという桜木の判断でした。
第3話での試験形式とは異なるため、今回も東大専科にとっては勝機が薄い勝負でした。
そこで桜木はこの2週間でどのように教育をするのか?さらに桜木の秘策である、東大専科5人目の優秀な生徒とは誰なのか?に注目の集まる第5話でした。
第5話での桜木の名言
第5話の内容
再勝負の秘策である東大専科5人目の優秀な生徒は、細田佳央太さん演じる原健太。番組HPの人物相関では「とある問題を抱え周囲から孤立」とありますが、このとある問題は「発達障害」でした。昆虫への関心が高く、校庭や校内で昆虫を追いかけ夢中になっているシーンが多々ありました。

そんな健太は、授業にはついていけず、成績は学年ダントツ最下位で成績表には1ばかり。
桜木が、そんな健太に目を付けたのは第3話でのことでした。
校庭に桜の木(ドラゴン桜)を植えたとき、その根に集まる昆虫に夢中になった健太は、桜木に「今日は10時くらいに雨が降る」ことを伝えます。そのときは快晴の空。ですが時間ピッタリに雨が降り出しました。
その後、桜木が健太に「なぜ雨が降ることを時間ピッタリに的中させたか」を問うシーンが第5話では放送されます。ここで桜木は、健太がアリの特性と行動からデータを取り、的中させたことを知ります。健太は、聴覚情報からの記憶力が低く、その代わり視覚情報からの記憶力が秀でていました。視覚における、観察力・洞察力・記憶力に長けた優秀な人物だったのです。
表面上の健太しか知らない藤井は、こいつに負けるわけがない、どこまでコケにする気だ?と健太をバカにします。さらに昆虫に対しても見下したことが健太にとって許せないことでした。この決着も目が離せないシーンになっています。
名言「社会を変えろ!常識を変えろ!」
再決戦の日の朝、昆虫の命を大切に、のびのびと生かすことが正しいという健太の想いに対して、藤井は虫の解剖を見せながら「なぜ虫は簡単に踏みつぶされるか知ってるか?虫の命はいらない命、役に立たない・邪魔・鬱陶しい、、、お前と一緒でいらない存在だ」と言い、健太の東大に行く意欲を失わせました。
それを聞いた健太は、「藤井君の言う通りだ。僕は皆みたいにできない。皆が簡単なこともできない。皆の邪魔になる。迷惑をかける。僕はいらない。」と言いました。それに対する桜木の名言です。
いらない命か。そんなもんある訳ねぇだろ!
できないからなんだ?そのために仲間がいるんじゃないのか?あいつら今一生懸命試験を受けている。お前を勝たせたい一心でな。
それでもお前がいらない命だっていうのか?できなかった、迷惑かけたら邪魔なのか?だったら人間の都合で簡単に殺されていく虫も生きているだけで邪魔なのか?害なのか?
健太の言葉
違う。生きているだけで害になる生き物は地球上にいない。虫だって大事な生態系の一部。自然界にとっては人間の方が害だ。
生態系を崩す。食べる以上の命を殺す。そんなのだめ。どんな生き物も平等。殺すのはダメ。
そう思うなら、そういう世界をお前が作ればいい。社会を変えろ!常識を変えろ!虫と共生できる未来をつくればいい!
健太は、自分が思う世界を作るために「東大に行く」と決心し、試験に向かいました。
名言「自由だけではダメ!」
試験での健太の姿勢に驚いた学園理事長の龍野久美子は、桜木に何をしたのか問います。そこでの教育に対する桜木の名言です。

その前にひとついいですか?原健太をなぜ入学させたんですか?
理事長の言葉
世の中に出たら色々な人がいる。生徒たちはこの先、社会に出てそういう人たちと手を取り合って生きていかなければならないの。
多様性を尊重し、互いに協力していくことを生徒たちに学んでほしい。だから発達障害の子も入学を希望するなら普通学級で受け入れてきた。
健太が才能を伸ばせたのは、勉強を強制されないあんたの自由な校風があったからだ。勉強に対する抵抗感や嫌悪感がほとんどなかった。だからいざ勉強を始めたとき、ものすごい勢いで知識を吸収できた。
生徒は自由にのびのびと個性を伸ばすべきだ。勉強っていうのは強制的にやらされたからって伸びるもんじゃねぇ。だからって野放しに自由にされればいいってものでもない。
人間には上を目指したいという本能がある。覚悟を決めたら生徒は自ら殻を破り、能力を開花させる。教師の役目は、奴らの中に眠っている好奇心を刺激してやることだ。
第1話での「変わるには自らが目を覚ますしかない」に続く名言かと思います。それを気づかせてあげることが教師の役目として教育方針についての名言でした。
第5話での「勉強法」
第5話では、勉強法として以下2点が取り上げられました。
- マジカルバナナ(ゲーム)での勉強法
- 仲間で切磋琢磨
勉強法①マジカルバナナ(ゲーム)での勉強法
桜木は、再戦の為に東大専科生に強化すべきことを伝えました。それが「語彙力」でした。
どれだけ多くの言葉を知っていて、かつ使いこなせるか
同時に瀬戸が行っていた単語帳には欠点があることを伝えていました。その欠点はやみくもの暗記で曖昧な知識が増えてしまう傾向にあることです。
言葉の意味をなんとなくの理解にとどめておくことが受験にとっての命取りになります。だからこそ語彙力を徹底的に磨き上げる必要性を示しました。ではその方法として最も効果的なのは?として4択を上げました。
- カラオケに行く
- 映画を見る
- ゲームをする
- 図鑑を読む
答えは「3.ゲームをする」こと
ここでタイトルにある「マジカルバナナ」のゲームが出てきます。「マジカルバナナ」は「リズム×言葉遊び」のゲームで、お題に関連したものを沈むに合わせて複数人で繋いでいくゲームです(バナナと言ったら黄色➡黄色と言ったらレモン➡レモンと言ったら酸っぱい…)。
番組では漢字2文字の縛りを設けて行われました。こうなると問題文に出てくる漢字や選択問題に出てくる類似への対応力が付きます。
- リズムで脳が活性化し記憶の定着力が高まる
- 勉強の合間の気晴らしにもなる
- 一人でもできる
「成績アップに必要なのは『苦労』ではなく『楽しい努力』」他にも次の空欄に当てはまる漢字一字は?といった問題が取り上げられ、漢字の意味とリンクさせることで鍛えられることも紹介されていました。

勉強法②仲間で切磋琢磨
再戦でも勝利を収めた東大専科生。再戦でも敗北した理系学年トップ成績の藤井。勝敗を分けたポイントは、ひとりで戦ったか、仲間で戦ったかだと桜木は言いました。
地方の公立校
東大を受ける生徒は年に1人いるかどうか。地元の期待を一身に背負い、アウェイの状態で受験をする。
有名進学校
毎年何人もの生徒が一斉に東大を受験する。こいつにできるならと切磋琢磨する。受験当日の会場には、普段から見知った仲間が大勢いる。(ホーム状態・いつも通り)
東大専科生として桜木指導の元、自由に勉強に取り組ませていた健太を放っておけない専科生4人は、健太が「ゲーム感覚なら楽しめるのではないか?」と自分たちの考えでドリルを作成し、健太の勉強への関心を引き出しました。
「ひとりでは成し遂げられないことも、協力すれば乗り越えられる」という東大専科の集団・仲間で勝利を収めたという背景が見られました。
涙の感動シーン
健太と麻里と田村先生
健太と幼馴染でいつも一緒にいた志田彩良さん演じる小杉麻里と、入学からずっと担任をしてきた山田キヌヲさん演じる田村先生の感動シーンです。


そのシーンは、田村先生と麻里の抗議から始まります。担任と幼馴染であり健太をよく知る2人は、健太の幸せは勉強をすることではなく自由にさせてあげることだと桜木に抗議をします。
それに対して、実際に見たほうが良いと2人をその場へ連れていきます。そこでは頭をを抱えて悶える健太がいました。その姿を見て田村先生は「かわいそうに。この子に勉強を強制しても負担にしかならない」と言います。
しかしこの行動は健太が考えているときのクセ。健太が書いた英文や数式を見せましたが、田村先生はこんなの書ける訳がないと投げ返します。
ですが、実際に健太に【大学入学共通テスト】をさせると「ゲームだ」と言って、ものの10秒ほどで回答します。この回答を見た田村先生は膝から崩れ落ちます。歩み寄った健太から「先生、どうだった?僕正解?」とひと言。その回答は全問正解でした。嬉しそうにする健太。次のテストにも楽しそうに始める健太を見て、桜木にどういうことなのかを問います。(この嬉しそうな顔をする健太にウルっときます。)
簡単だよ。虫が好きだという健太の特性をただ尊重してやっただけだ。
田村先生の言葉
それなら私だって、この2年間あらゆる教育を試してきた。
虫が好きな彼のために、教室には昆虫標本や昆虫たちを入れた虫かごも多く飾って。でも彼は興味を示すどころか、教室にじっとしていることすらできなかった。
当然だ。あんたのやってきたことは的外れで、傲慢で押し付けに過ぎない。あいつは虫を殺すなんて絶対にしたくない。昆虫標本なんて大嫌いだ。箱の中に閉じ込めるのですら可哀そうだと言っている。虫には居心地のいい場所で、のびのび生を全うしてほしいとな。
桜木は、そんな健太に昆虫に関する英語の論文を渡すと、健太は夢中になって読み始め、英文の手紙も書いたことを伝えます。(ここで健太の聴覚能力と視覚能力について説明をします。)
四六時中、発達障害の子に接する苦労は、並大抵のものじゃない。あんたはよくやっていた。それはあいつを見ていればよく分かる。
ここで「できたできた」と喜びながら次のテスト(ゲーム)の回答を持ってきた健太。「田村先生、丸つけて」と。
あいつ、専科に来てからも、あんたら2人の話をよーくしていた。的外れだろうが何だろうが、自分のために一生懸命やってくれたその気持ちは、ちゃんとあいつに届いている。
あんたらがいたから、健太にとって学校が、安心できる場所になったんだ。才能を伸ばすためには、何より重要なことだ。
健太の勝負
桜木の「社会を変えろ!常識を変えろ!」に火が付き、決戦の場(藤井との勝負)に向かった健太。楽しそうにサクサクと回答していきます。
その結果は、数学の試験で198/200点という驚異的な結果を残しました。対する藤井の数学の点数は162/200点。
この結果が発表された教室では、東大専科生、田村先生、麻里の目に涙が浮かびます。
このシーンが視聴者側への感動の涙を呼びます。
まとめ
今回は非常にボリュームのある回となりました。2021年5月23日(日)放送の第5話「限界を決めつけるな!行きたい未来を自分で作れ」より「桜木の名言」「勉強法」「感動シーン」の3点からまとめました。
- 社会を変えろ!常識を変えろ!
- 自由だけではダメ!
- マジカルバナナ(ゲーム)での勉強法
- 仲間で切磋琢磨
- 健太と麻里と田村先生
- 健太の勝負
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