目次
はじめに
本ブログでは、現在テレビ放送中のドラマ『ドラゴン桜』をテーマに、人生観や思考力や勉強法についてまとめています。
7話については、もくじ「ドラゴン桜についてー第7話のあらすじ」をクリックしてご覧ください!

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「四の五の言わず東大に行け」というセリフが印象的なドラゴン桜ですが、阿部寛さん演じる元暴走族で弁護士の桜木健二先生が、偏差値の低い落ちこぼれ高校生たちを東大入学に導く模様が描かれる、大学受験がストーリーとなっています。
この教育や指導における名言が人気の理由のひとつと言えます。
今回は2021年6月6日(日)放送の第7話「生き残りをかけた東大模試!陰で暗躍する陰謀!」より「勉強法」と「桜木の名言」と「感動シーン」ついてまとめていきます。
ドラゴン桜について
ストーリー/登場人物
桜木健二【阿部寛さん】
メインの人物である阿部寛さん演じる桜木健二。元暴走族で現弁護士。かつて偏差値30の龍山高校から東大合格者を出し、奇跡の学校再建を成し遂げました。

その他、ドラゴン桜のストーリーや登場人物については、第1話の名言まとめをご覧ください!

『ドラゴン桜』は、三田紀房による日本の漫画作品。2003年から2007年まで、講談社の漫画雑誌『モーニング』にて連載されていました。単行本は全21巻、話数は全194話。
続編である『ドラゴン桜2』が2018年から現在連載中となっています。現在16巻まで発売しています。次回17巻は2021年06月23日の発売予定です。
第7話のあらすじ
第7話の今回は、東大模試を受け、見込みがないと判断された者は東大専科を辞めるという勝負の回となりました。
この高いハードルに、専科生は猛抗議。しかし現状を知るいい機会だと揺るがない桜木。
特に、天野・早瀬は不安と焦りから追い詰められていきます。それに反して岩崎・瀬戸はやるしかないと腹をくくり模試に挑みます。
そして今回は、英語の特別講師が登場します!この英語の勉強法や模試の対策などの勉強法とは?
一方で学校側の動きを知る桜木と水野。学園の行方にも注目が集まる。
といった内容でした。
第7話での「勉強法」
第7話では、ゆりやんレトリィバァさん演じる由利杏奈(ゆり・あんな)先生が英語の特別講師として、英語勉強法を指導しています。
「英語リスニング」はシャドーイング
今回の勉強法は「英語リスニング」の勉強法となります。
その方法が「シャドーイング」。
人間は自分が喋れないことを聞き取ることはできない。喋れなくても音声を聞いて即座に復唱する「シャドーイング」がリスニングが上達する上で最も有効な方法。
初めのうちは、ぼそぼそと慣らしながら行う。それもテキトーにやることがポイント。そして完璧を目指さなくていい、自信を持つことが重要。
日本人に英語を喋れますか?と聞くと義務教育レベルの人はNOと答える。これは日本人が言語において完璧主義を求めるから。反対に、アメリカ人に日本語を喋れますか?と聞くと曖昧でもYESと答えて簡単な日本語を話す。
- 間違えてもいいから小さい声でぼそぼそと話すこと
- 恥ずかしがらずに自身を持って喋ること
上手くできるコツはテキトーとモノマネ
現に私たちの第一言語である日本語も、両親や兄弟の喋りや口の動きをマネして覚えています。赤ちゃんの内は無意識にこれができているんですね!
東大模試6カ条
東大模試を1週間後に控えた専科生たちに「東大模試6カ条」として役立つポイントを紹介していました。
- 東大模試は年6回受ける➡慣れ
- 国語は必ず古文から始める➡点の取りやすい科目
- 数学は言葉で方針を書く➡部分点がある
- 必ずおやつを持っていく➡エネルギー補給・リフレッシュ
- 社会は既習範囲しか出ない➡範囲が限られている
- リスニング試験でメモを取るな➡メモに気を取られて要点を聞き逃す
「2.国語は必ず古文から始める」において、試験で最も大切なことは「時間配分」であることを明示していました。難易度と得点効率を加味して解いていくことがポイントです。
また、「6.リスニング試験でメモを取るな」においては、回転寿司に例えられていました。英文は回転寿司と同じように次から次へと流れてきます。それをメモを取りながら掴み取ろうとしても、取り逃す可能性が高い。
さらにもう1つのポイントは、リスニングが始まる前に必ず問題文と設問に目を通しておくことが重要。事前にどんな文章が流れるか予想しておくことで格段に記憶に残りやすくなる。
ここで「良い事聞いた」という瀬戸の言葉に対し、桜木はこう教えを説きます。
知っているのと知らないとでは大きな差がでる。
東大受験は情報をフル活用して挑め!お前ら超ラッキーだぞ!

頑張る源は仲間・同志
この点は、勉強法と言うより、頑張るため・力を発揮するためのポイントを改めて感じさせる描写です。
東大模試当日、天野は不安と焦りでいつも通りの状態ではありませんでした。午前中の試験はその影響もあり、後手後手に進みます。
ところが昼休憩の際、周囲でとある動画の話題が聞こえてきます。その動画が「自身のYoutube発信」でした。詳細は第3話での勉強法をご覧ください。

スマホを見てみると、再生回数10万回達成の通知。そして同じく東大を目指す同志からのたくさんのコメント。これを見て「よし」と平常心を取り戻すシーンが見受けられました。
第5話でも「仲間で切磋琢磨して目指す人」と「孤独に頑張って目指す人」とでは結果が大きく変わる点について紹介されていました。それを改めて感じることができる描写となりました。
第7話での桜木の名言・教え
高い目標を乗り越えてこそ強くなる
作中では、短いシーンでしたが、とても印象に残りました。不安と焦りからソワソワする早瀬に対して、頭を冷やしてこいと教室を出した後の水野との会話シーンです。
さすがに厳しすぎるのでは?という水野の意見に対して、桜木が答えたセリフとなります。
高いハードルに向き合うと、人は弱い部分が浮き彫りになる。
自分の弱さを知り、それを乗り越えれば強くなれる。合格するためにはそのくらいのハートが必要になる。

まさに、以前にまとめた私の部活動の経験「疾風に勁草を知る」だと思いました。
運を持っていても、受験しなければ運を使うこともできない
専科を辞めると飛び出し、夜遅くまで家に帰らなかった早瀬。水野の「お腹空いてない?瀬戸屋へ集合!」というLINEを見て瀬戸屋に行きます。
そこでの早瀬に対する桜木の言葉です。
お前の家はいい家庭だな。今時娘が20時に帰ってこなかったくらいでそんな心配しねぇぞ。
習い事もたくさんされてもらったらみたいだな。ピアノにダンスに水泳、書道、全部やったがすぐに辞めた。東大受験もその習い事のように簡単に諦めるのか?
早瀬、お前は生まれ持っての幸運だ。

幸運?そんの別に普通だし。普通の家庭で、普通の両親で、普通に学校に行って、
その普通が幸運だって言ってるんだ。ほかの連中見てみろ。みんな何かしら背負ってる。それでもお前は、幸せじゃないと言えるのか?
早瀬、お前このままだと、その幸運を逃すことになるぞ。
自分が幸運だと気づかない。そういう人間はな、結局不幸な人生を歩むって言ってるんだ。
自分が幸運だと分からない人間は、現状に満足できないからずっと何かを追い求める。だがそこには「覚悟」が無い。だからちょっと辛くなったら辞めて、はい次また次と長続きしない。
幸運にも次から次へと与えてもらえたことが、お前の覚悟を弱らせた。そんな人間が幸せになれると思うか?
お前小杉のこと凄いと思ってビビってるんだろ?見てれば分かる。だが小杉は小杉、お前はお前だ。絶対に東大に合格してやる。その覚悟が持てれば周りなんて気にならない。
幸せになりたかったら、お前は覚悟を決めろ。
セリフはさらに続きます。「でも、東大専科辞めなきゃいけないんですよね?結果はもう分かってます。どうせE判定です。」と言う早瀬に対しての言葉です。
E判定って言うのはな、合格率20%ってことだ。それは100回受験すれば20回合格できるってことだ。
お前は生まれ持っての幸運。運を持っている。その20回に当てはまる可能性だってある。
受験にとって運は大事だ。だが受験しなければその運を使うこともできねぇ。それ運を使うか捨てるかは、お前次第だ。
いいか早瀬、人生無駄にしたくなければ、運に乗れ。
勉強は、飛行機と同じ
模試の結果を受けての桜木の言葉です。
勉強というのはな、飛行機と同じなんだ。
飛行機は飛ぶために滑走路を走らなきゃならないだろ?走って走って浮力が溜まり、ふわっと浮き上がると、あっという間に上昇していく。
お前らもいつか、その力が溜まり必ず上昇するときがくる。勝負はここからだ!
走っていれば、行動していれば、勉強していれば、飛行機のようにいつか必ず飛び、あっという間に上昇する。という挑戦を勇気づけられる言葉でした。
第7話での感動シーン
どちらも後半の感動シーンです。
早瀬と岩井と小橋のシーン
東大模試の翌日、専科生に「模試はどうだった?」と聞いて回る桜木に対し、早瀬は今の想いを打ち明けます。

全然ダメだった。
時間が凄い長く感じて、考えるだけで嫌になっちゃって、周りに圧倒されて。
こういう人たちと一緒に東大受験するのなんか、無理だなと思えてきちゃって。だから、、、

だから、東大受験を辞めるか?
東大受験を辞めたいって言いたいんだろ?

だって、東大模試の結果が悪かったら、ここ辞めないとなんですよね。
だったらどのみち東大受験なんてもう無理です。
結果なんて見なくても分かります。
私ここ辞めます、今までお世話になりました。
教室を飛び出して、海の見えるベンチで落ち込んでいます。
そこへやってきた岩井と小橋。(第1話で桜木の教えを受け、改心しています。度々桜木の手伝いをし、世間ではこの2人にも注目が集まっています。)

おーい、早瀬!
なんか元気無いって聞いたからさ。
いやー、目標があって頑張れるだけいいじゃん。
なんていうか、青春でしょ?そういうの。
がむしゃらに勉強なんて今しかできねぇんだからさ!
うちなんか、卒業したら実家継ぐの当たり前みたいになっててさ、慶應とか行きてぇのにさ~。
まぁそれに比べれば全然マシってゆうかさ。
まぁさ、桜木先生信じて頑張ってみなよ!あいつ結構いいヤツだよ。
なんかあったら言って、じゃあね!
模試の結果発表のシーン
7話の終盤には、模試の結果発表シーンとなります。結果は以下のようになりました。
- 小杉・・・A
- 健太・・・C
- 藤井・・・D
- 天野・・・E
- 早瀬・・・E
- 岩崎・・・E
- 瀬戸・・・E
E判定の結果に、4人が辞めなくてはいけない??と緊迫したシーンです。
ですが、桜木は笑い始めました。「失敗した時は笑うんだ、笑え」と。そして「失敗した時は笑えばいい、大事なのは次どうするかだ」と言います。
そして、E判定の4人に、「模試の結果を受けて東大受験を辞めようと思ったか?」と問います。4人の回答は以下です。

そんなこと思う訳わけねぇだろ

私だってここで終わるわけにはいかない

何浪してでも東大目指します

私は運がいいんだもん、専科クビになっても絶対絶対絶対諦めない
この回答に対して桜木は、こう言います。

この模試の結果はな、あくまで今現在のお前らの実力だ。
この結果と向き合って、それでも尚、東大に行きたいと思える人間なら東大合格の見込みはある!
俺はE判定だったらクビにするなら一度も言っていねぇぞ。合格の見込みが無いと判断した者と言ったんだ。
早瀬が勝手に勘違いしてただけだ。
確かに予告を見ても桜木はそう言っています。視聴者側もうまいように誘導されていましたね。
悔しさをバネに
模試の結果に納得がいかない藤井は砂浜にいました。そこへやってきた桜木と天野。
D判定でがっかりしたか?こんなはずじゃねぇと思ったのか?
その悔しさを忘れるな。涙が出るほど悔しいか。二度と忘れるなよ。
藤井のケア、天野と藤井の関係にウルっと来るシーンでした。
まとめ
「ドラゴン桜」第7話「生き残りをかけた東大模試!陰で暗躍する陰謀!」より「勉強法」と「桜木の名言」と「感動シーン」についてまとめました。
第7話では、過去の教えや名言を再現するよな内容もいくつかありました。そして、見どころもたくさんあった回となりました。
合格の見込みが無いという判断は、本人の気持ち次第という点も、現代を生きる人々に刺さる内容だったのかと思います。
「ドラゴン桜」とても深く、学びがあり、頑張る気力にもなるドラマです!
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