お買い物術!よくある「実質」に潜むトリックについて、数字と計算の観点から解説!

お金の学び

はじめに

お買い物などのキャンペーンでこのようなものを見たことはありませんか?

実質半額!!

実質50%還元!!

上記の場合は、「普段1万円のものが5,000円で手にすることができる」と考えてしまうのが一般的かと思います。

しかしこの「実質」という点が販売戦略でもあり、マーケティング力でもあるのです。

今回はこの実質」に潜むトリックというテーマで、数字と計算の観点から解説していきます!

実質の有無による違いと実質の罠とは?

実質とは?

ところで実質って改めて言われると何だろう?と思うかと思います。

実質とは、 実際に事物に備わっている内容や性質。(Weblio辞典より)となります。

つまり先ほどの例でいうと「半額の内容が備わっている」「50%の還元が備わっている」という意味になります。

実質の有無による違い

ここからはこの「実質」が付いているか付いていないかでどのように変わるかをまとめていきます。

実質が無いパターン

例えば、スーパーの割引おつとめ品などが該当します。

300円のお惣菜に20%OFFのシールが貼ってあれば、【300円×20%=60円OFF】となり240円で購入することができます。

同様に半額のシールが貼ってあれば、300円の半値で売られていることになるので150円で購入することができます。

実質が有るパターン

例えば、家電量販店などでのポイント還元による実質半額などが該当します。

10万円の家電がお値段ご相談可と書いてあり、店員さんに尋ねると「【1万円値引き】と【キャンペーンで支払金額の10%ポイント還元】と【セール期間で3万ポイント付与】で実質半額になります。」と言われたとします。
【お支払い:10万円ー1万円値引き=9万円】
【ポイント還元:9万円×10%=9,000ポイント+3万ポイント】
支払いは9万円ですが、約4万ポイントの還元もあるので差し引きをすると5万円で購入したと考えることができます。

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「実質」のトリック

上記のように、実質が無いパターンであれば純粋に〇〇%が機能しますが、実質が有るパターンはポイントを使うことでその還元が機能します。

家電の例で言えば、10万円の商品を9万円で購入し、後日付与された約4万円分のポイントで4万円分の商品を購入します。これらを合わせて考えると、14万円分の商品を9万円の支払いで購入できたということになります。【9万円÷14万円=0.643】となり購入した商品の約65%の支払い(35%OFFとなっているのです。

これが、実質のトリックとも言えます。実質半額(50%OFF)なのに、トータルで考えると35%OFFでしかないのです。

Gotoトラベルキャンペーン50%OFFも実質である

Gotoトラベルキャンペーン

2020年の新型コロナウイルスによる経済打撃の回復を目的として、国内消費を促すべく旅行代金の実質50%分を国が負担し、利用客は普段の半額で旅行を楽しむことができるという「Gotoトラベルキャンペーン」が実施されていました。この「Gotoトラベルキャンペーン」も実質の例のひとつです。

利用したことがある方も多いのではないでしょうか?

下画像のような内容で、宿泊であればひとり2万円、日帰りであればひとり1万円を上限に補助が出るといった内容でした。またうち35%に当たる分は旅行代金から値引き、残り15%は旅行先でのお買い物で使えるクーポン券での補助でした。

画像出典:Go To トラベル事業公式サイトより

画像でもなんとなくわかるかと思いますが、全て合わせると115%の代金が想定されていることが分かります。

実際に計算してみると

1泊2日ひとり4万円の宿泊の場合

分かりやすくするために、パッケージ旅行で全て交通費宿泊費など込々で4万円の旅行とします。

旅費:4万円×35%=1万4,000円OFF➡2万6,000円
クーポン券:4万円×15%=6,000円分クーポン

トータルでは旅費4万円とお買い物6,000円の4万6,000円の旅行2万6,000円で行けたとなります。
費用的には【2万6,000円÷4万6,000円=0.565】となり、56.5%(43.5%OFF)で旅行ができたとなります。

つまり「Gotoトラベルキャンペーン」における50%OFFは実質なので、厳密には43.5%OFFとなります。

旅行に関しては、お土産を買わないことや現地で追加でお金を使わないことは滅多に無いことと思いますので、ここまで細かく考える必要は無いかと思いますが、あくまで実質にはトリックがあるということを理解いただけたらと思います。

それでもお得はお得!

ここまで数字と計算の観点から、実質にはトリックがあることについてまとめてきました。

罠があることは確かですが、金銭的にお得であることは間違いありません。通常であれば全額手出し発生しますが、ポイント還元によってこの手出しを抑えた上で手にすることができます。

ですが、ちょっと考えてみると思っていたほどお得では無かったり、実質によって割引率が目減りしてしまうことも押さえておきましょう!

まとめ

今回は、お買い物などでの「実質」に潜むトリックについて、数字と計算の観点からまとめました。

お買い物などのキャンペーンでよく目にする「実質」はあくまで「実質」なので厳密には割引率は目減りしてしまいます。

特によくあるのがポイント還元による「実質」トリックです。

ですが、何も無いよりは金銭的にお得であることは間違いありません。なので、実質にはトリックがあるということを理解し、「実質」をとらえていきましょう!

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