目次
はじめに
今回は、「お金の使い方」と「満足度」の関係についてまとめていきます。
以前に、お金の使い方のひとつの基準として「価格と価値の違い」についてまとめました。

「価格」は、需要と供給の均衡から定められるもの
「価値」は、人それぞれの価値観やスタイルによって変動するもの
でした。
今回はこれに加え、「満足度」の観点でまとめていきます。
動画では、「著者:森博嗣さん」の「書籍:お金の減らし方」について5つに絞って「お金の価値観」を紹介しています。
そのうちのひとつである、動画内11:02からの【④「欲しいもの」と「必要なもの」を整理しよう】についてなるほどなと思ったのでピックアップしました。
「支出と満足度の相関性」のテーマとなっています!
支出について
一般的には、「家計管理」における支出分けをしているのに対し、書籍では、「満足度との相関性」における支出分けをしているので、考え方が真逆になっています。
一般的には、、、
「欲しいもの」はできるだけ我慢して、
「必要なもの」にしっかりとお金をかける
と言われます。
書籍では、、、
「欲しいもの」にお金をかけて
「必要なもの」は最大限抑える
と真逆の価値観を紹介しています。

「欲しいもの」と「必要なもの」を整理する
まずは、自分が「欲しいもの」なのか「必要なもの」なのかを整理します。
例:住居
生活するうえで必要不可なもののひとつです。
ですが人によっては、住居(賃貸、マイホーム)が「欲しいもの」でもあります。
広くて、豪華で、庭があって、間取りが、浴槽が、等々。であれば、最大限にお金を使えばそれだけ満足度も上がります。
一方、住居(賃貸、マイホーム)が生活に「必要なもの」であれば、
家賃や購入費用を上げて豪華にしても、「欲しいもの」ほど満足度は上がらないので、できるだけ抑えるべきなのです。
例:服
こちらも生活するうえで必要不可欠なもののひとつです。
人によっては、服が「欲しいもの」でもあります。個人的にはなんとなく「欲しいもの」に該当する人が多いのかなと思っています。
オシャレをして出かける。毎日選ぶのが楽しい。組み合わせで様々な自分を表現できる。などとても満足度が高まるものです。
私にとって、服は「必要なもの」なのでお金をかけてもあまり満足度は高まりません。
極論、GUやユニクロで同じもので充分かなと思っています。
「必要なもの」最小限に
あくまで「必要なもの」なので満足度とは相関性が低い。
仕方なく必要なものなので、そこのお金をかけても満足度は上がりにくいということです。
私も、スマホにおいては「必要なもの」だったので、通話とインターネット通信ができれば充分と思い、楽天モバイルに乗り換えました!

「欲しいもの」最大限に
これは自分の欲なので満足度との相関性が高く、欲を満たせればそれだけ満足度も向上します。
ブランドものなどがイメージしやすいかと思います。持っているだけで気分が上がる。モチベーションになる。などずっと欲しかったものを手にしたときの満足度はとても高いのではないでしょうか?
私の友人も、1,200万円のロレックスの腕時計をつけて、高校生のころからずっと欲しかった。身に着けていることで第一印象が変わる。と話していました。ですが靴はVANSやコンバースなので「欲しいもの」と「必要なもの」を分けている典型かなと思いました(笑)
注意点
あくまで、「満足度」での話なので注意点もあります。
●赤字家計になる
収入ー生活費ー欲しいもの=赤字 ではそもそも生活が崩壊してしまいます。
価格がいくらなのかや優先順位をつけるなどして、「欲しいもの」を買う必要があります。
●人の欲望にはキリがない
実感している人も多いと思いますが、人の欲望にはキリがありません。
さらにいいものやさらに高いものが欲しくなってしまう傾向があります。
●「必要」から「欲しい」にすり替わってしまう勘違い
「必要なもの」であっても選んでいるうちに「欲しいもの」に変わってきてしまう現象もあります。
例えば生活家電。
洗濯機が古くなり故障したので買い替えを検討しています。
機能として、「洗い」「すすぎ」「脱水」ができれば充分だと考えていましたが、家電量販店で見ているうちに、「乾燥機能付き」「洗剤自動投入」「タッチパネル」など、どうせ買うならいいものをという思考が出てきます。
「必要」なのか「欲しい」のか一度立ち止まって考える必要があります。
まとめ
「リベラルアーツ大学 両学長」のYoutube動画で取り上げられていた、「森博嗣さんの書籍、お金の減らし方」の「お金の価値観」でなるほどなと思ったポイントについてまとめました。
「支出」と「満足度」の観点から、「欲しいもの」と「必要なもの」を整理し、「欲しいものは最大限に」「必要なものは最小限に」というひとつの「お金の使い方、価値観」がありました。
あくまで、「満足度との相関性での支出」なので、収支の範囲内という前提があった上での考え方として取り入れられる思考だと思います!
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