目次
はじめに
本ブログでは、現在テレビ放送中のドラマ『ドラゴン桜』をテーマに、人生観や思考力や勉強法についてまとめています。

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第1話「時代に負けるな。今こそ動け!」

第2話「人生の大勝負!お前の道はお前が決めろ!」

第3話「一発逆転!バカでも秀才に勝てる勉強法!」

第4話「苦手が得意に変わる!令和の学力爆上げ勉強法!」

第5話「限界を決めつけるな!生きたい未来を自分で作れ!」

「四の五の言わず東大に行け」というセリフが印象的なドラゴン桜ですが、阿部寛さん演じる元暴走族で弁護士の桜木健二先生が、偏差値の低い落ちこぼれ高校生たちを東大入学に導く模様が描かれる、大学受験がストーリーとなっています。
この教育や指導における名言が人気の理由のひとつと言えます。
今回は2021年5月30日(日)放送の第6話「夢を諦めるな!大切な友のために戦え!」より「何にでも使える読解力」と「桜木の名言」についてまとめていきます。
ドラゴン桜について
ストーリー/登場人物
桜木健二【阿部寛さん】
メインの人物である阿部寛さん演じる桜木健二。元暴走族で現弁護士。かつて偏差値30の龍山高校から東大合格者を出し、奇跡の学校再建を成し遂げました。

その他、ドラゴン桜のストーリーや登場人物については、第1話の名言まとめをご覧ください!

『ドラゴン桜』は、三田紀房による日本の漫画作品。2003年から2007年まで、講談社の漫画雑誌『モーニング』にて連載されていました。単行本は全21巻、話数は全194話。
続編である『ドラゴン桜2』が2018年から現在連載中となっています。現在16巻まで発売しています。次回17巻は2021年06月23日の発売予定です。
第6話のあらすじ
第6話の今回は、学年成績では文系トップの志田彩良さん演じる小杉麻里がメインとなりました。
成績優秀ですが、大学受験には興味が無く就職を希望しています。しかし、その意思には諸事情がありありました。その背景がうかがえる場面は第4話の最後にあり、幼馴染の健太と一緒にいた小杉の顔にはアザができていました。
文系トップの成績を持っている小杉が就職を希望する理由とは何なのか?

一方、東大専科では3日間の勉強合宿が行われることとなりました。第5話で勝負に敗れた理系トップ成績の藤井と健太の付き添いとして小杉も参加します。この成績トップの2人が東大専科生に与える影響とは、、、?
さらに桜木は「読解力」を東大合格の鍵であると、国語の特別講師を招きます。「読解力」の重要性をメインとした勉強法についても必見です!
といった内容でした。
第6話での「勉強法」
「読解力」を鍛える
今回の勉強法は「読解力」を鍛えるについてでした。読解力は、国語・英語・数学・理科・社会そして日常的にも万能に機能する力として身につけるべき要素です。
ドラマ内では、「走れメロス」を10分で100字以内に要約する課題を例にしていました。もちろん、初見でやったときは的外れ、感想でボロボロ状態でした。
「要約せよ」という問題は難しいですよね?これは「読解力」の高さに左右され、幼いころからどれだけ本や書物に触れてきたかで大きく変わるそうです。
読解力は、読んで字のごとく、読み解く力。
作者が言いたいことは何なのかを理解し、要約する。簡潔にまとめる力。
国語とは科学である。創作とは建築学である。優れた文章とは、建築学に乗っ取ってつくられている。
文章というのは、言いたいことは結局ひとつ。そのひとつを伝えるために、作者は手を変え品を変え建築学に乗っ取って、文章を言い換えている。
読解つまり要約とは、文章を単に読むことではなく、頭の中で構造化すること。
「同等関係」「対比関係」「因果関係」この3つのパターンで論説文は構造化できる。
同等関係
様々な形で「言い換え」をしている文章です。同じことを言い換えている文章で、表現は違うけどどちらも同じことを伝えています。
一方は具体的な文章で、もう一方は抽象的な文章となります。A=Bという構造で、「つまり」「例えば」「要するに」「いわば」「すなわち」「言い換えれば」で繋がる文章。
対比関係
主張を明確にするために、反対のものを示して対比する文章です。
「それに対して」「しかし」「ところが」で繋がる文章。
因果関係
原因の因と結果の果の文字を取ってできた用語です。つまり、原因と結果からなら文章です。
この中で特に重要なのが「同等関係」です。同等関係は国語に限らず、全ての教科や日常でも機能します。何が言いたいのかは、同等関係を突き詰めることで答えが見えてくることになります。
つまり、読解力を身に付ければ、全教科において格段にレベルアップできる。東大合格のカギは「読解力」
毎日を東大受験日想定
3日間の合宿は、朝6時に制服を着てドラゴン桜の前に集合からスタートしました。集合後、ドラゴン桜の周りを競歩で20周することから始まりました。これは脳を活性化させるため。朝の散歩やジョギング、ストレッチは身体を目覚めさせ、血流を活性化させる効果があります。
合宿2日目は早朝にラジオ体操でした。ラジオ体操は、身体のあらゆる部位を効率的に動かせるエクササイズ。そして、早朝から制服じゃなくて良くない?という疑問に対して、試験本番を意識させるためだと言います。
朝6時の本番と同じ時刻に起き、同じ食事を摂り、試験時間に勉強をして、本番前夜と同じ時刻に寝る。
日常的に試験日と同じ過ごし方をすると、試験日が特別な日ではなくなる。
服装においても、自分を落ち着かせるために重要なアイテムである。試験で100%の力を出すには、いつもの服装、いつものルーティーンで、いつもの力を出す。
食事も大事
合宿と言うことで、カレーと惣菜の夕食でした。ここでも食材や食事の摂り方についてポイントが紹介されています。
- 豚肉は、栄養価が高く、倦怠感を無くすビタミンB1が多く含まれている➡勉強で疲れた身体にピッタリ
- 卵とほうれん草は、脳の伝達物質である必須アミノ酸が多く含まれている➡受験勉強にビッタリ
脳と身体を鍛えるために食事は大事!東大に合格する奴は1食1食を大事にする!
勉強時間を増やそうと、急いで食事を済ませるのはNG。
1回の食事で貯めこもうと、満腹にするのもNG。
血糖値が急激に上がり、眠気や倦怠感を感じるのはそのせい。脳にとっては食事の摂り方が重要!
第6話での桜木の名言・教え
時代・世代の価値観を認めて信じる!
合宿初日の予定は「自由」。時間を自由に使っていい、何をしても構わない。としました。
自習なら合宿の意味ない、無責任じゃない?と言う瀬戸、早瀬。黙々と勉強をする健太と小杉を見て、よしっと気合を入れる岩崎。それに感化され皆も自ら勉強に取り組みます。
かつての教え子で現在は講師の水野は、かつての猛勉強カリキュラムを作成していましたが、これに対して桜木はこう答えました。
お前はいつの時代を生きているんだ?
お前の成功体験は時に邪魔になる。古き良き伝統の教育法も時代が経てばただのゴミだ。
強制と服従だけの時代は終わったんだ。
あいつらに、今の子供の価値観がある。まずはそれを認めること。認めた上で信じてやる。大人の役割はその2つだけだ。

競争心が芽生えない奴は勝てない!
しばらく経って、「もう集中できない!」と教室を出る早瀬。俺もと瀬戸、天野も続いて教室を出ていきます。
自由な時間を与えられた中で、一度飛び出して勉強から少し離れた時間を過ごしました。そろそろ戻ろうと教室に戻ってくると、そこには集中して勉強に取り組んでいる成績トップ2人と健太の姿がありました。
これをみて「負けたくない」と闘争心が芽生えます。
東大受験は甘くない。何千という優秀な生徒の中で勝ち抜かなくてはならない。競争心に火が付かない奴は勝てない。
これが、成績トップの2人が東大専科生に与えた影響と言えます。
第6話での感動シーン
どちらも後半の感動シーンです。
小杉麻里の感動シーン
第6話では、文系トップの成績を持っている小杉麻里の回。彼女が就職を希望する理由とは何なのか?にも注目が集まりました。
第4話第5話のラストに小杉が抱える事情が想像できるシーンがありましたが、父親のDVと強制が原因でした。このDVと強制は、父親の10年前の苦労からだと言います。しかし小杉は過去の優しかった父親を覚えていて、理解していました。そのことを桜木が力強い言葉で父親に訴えかけ、気づき始めます。
そこで教室に飛び込んできた専科生たちが、今回力を入れた「読解力」からつくった短文を読み上げます。
このシーンがとても感動的でした。

小杉麻里は、東大に行きべきだ。なぜなら彼女の集中力は素晴らしいものがある。

例えば、集中力がある人は勉強の質も仕事の質も高めることができる。

つまり、集中して勉強したり仕事している人は、より多くの知識を吸収することができる可能性が高いのだ。

そして、東大は社会に役立つあらゆる知識を集中的に吸収することができる知識の総本山だ。

だからこそ、東大には社会で活躍できる集中力がある人が集まっている。
つまり、小杉麻里こそ東大に入り、活躍の幅を広げるべきだ。
桜木は小杉に「こいつらの要約どうだった?父親の前で言ってみろ」と。

良い文章化は分からないけど、みんなが言いたいことは伝わった。
私、みんなと目指したい。みんなと東大に行きたい。お父さん。
桜木の熱弁とこの専科生たちの短文から、厳格だった父親も改心し、大学進学を認めます。
これで小杉が6人目の東大専科生となります。
藤井遼のシーン
前回の勝負に負けて東大専科の合宿に参加していた藤井。3日間を東大専科で専科生たちと過ごし、また、専科での授業を受け、傲慢だった態度に少しづつ変化が見えていました。
小杉麻里のシーンから教室に帰ると、合宿の最後のシーンを迎えます。ここでのシーンも感動的でした。

藤井、お前が合宿に参加してくれて助かった。
こいつらの勉強意欲を掻き立ててくれた。
今日までサンキューな、お前の大事な時間をすまなかったな。
もういいぞ。

藤井君、本当にありがとうね。

じゃあね藤井、あんたが頑張ってると思うとこっちも頑張れるから

バイバイ

いや、待てって!

まだなんか用か?
手間のかかるやつだな、自分に素直になれねぇのか!

藤井君なら東大入れると思うよ。藤井君、ただでさえ頭いいのに夜遅くまで教室でずっと勉強していて。
だから僕も逃げ出さずにやれたんだ。

どうする藤井、お前はまだ本番で負けてねぇ。勝負はここからだ。
兄貴や親父を見返すんだろ?
専科に入れば、俺がお前を東大に合格させてやる。
まずは、その性格からだがな。

俺も入りたい。
俺も東大専科に入りたい!

どうする健太?
健太は藤井の元に歩み寄って、手を差し伸べ、

藤井君、一緒に勉強しよ
と手を掴みます。

この間は、ごめん。
以前の回で、健太と昆虫をバカにしたことを謝り、健太がそれを許す。感動的なシーンとなりました。
これで東大専科生は、天野、早瀬、岩崎、瀬戸、健太、小杉、藤井の7人となりました。
まとめ
「ドラゴン桜」第6話「夢を諦めるな!大切な友のために戦え!」より「何にでも使える読解力」と「桜木の名言」についてまとめました。
第6話では、「読解力」こそが東大合格への鍵であるとして、読解力の重要性についての勉強法がありました。また、日常や食事についてもポイントがあります!
第6話での名言は、「時代と価値観について」と「競争心」についてまとめました。
お前はいつの時代を生きているんだ?
お前の成功体験は時に邪魔になる。古き良き伝統の教育法も時代が経てばただのゴミだ。
強制と服従だけの時代は終わったんだ。
あいつらに、今の子供の価値観がある。まずはそれを認めること。認めた上で信じてやる。大人の役割はその2つだけだ。
東大受験は甘くない。何千という優秀な生徒の中で勝ち抜かなくてはならない。競争心に火が付かない奴は勝てない。
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