2020年サラリーマン源泉徴収票の見方について解説

お金の学び

はじめに

2020年から2021年となりました。

そこで会社から「源泉徴収票」を受け取ったかと思います。

今回は、その「源泉徴収票」の見方についてまとめていきます。

源泉徴収票

概要

そもそも「源泉徴収票」とは何なのか?というところから紐解いていきます。

源泉徴収票は、読んで字のごとく、個人の収入の源泉(総収入)から天引きされた部分(徴収)をまとめたものです。

2020年分の源泉徴収票ということであれば、2020年1月から2020年12月の1年間でどのくらい収入があって、どのくらい税金計算から差し引くかなどがまとまった表になります。

なぜかものすごく理解しにくくできているので、それぞれどういったものなのかをまとめていきます。

源泉徴収票

まずは、部類で色分けしました。

支払金額

会社から支給された1年間の収入です。(交通費手当は除く(非課税のため))

給与所得控除後の金額

給与所得控除(会社員の必要経費として計算される部分)をした後の金額です。

所得控除額の合計

支払った保険料などのオレンジ色(給与所得)から引ける部分です。所得控除と呼ばれ、税金計算の金額を下げていくものです。

源泉徴収税額

1年間の所得税額です。

計算過程を並べると以下のようになります。(所得税額ついては、+αの復興特別所得税が含まれている)

源泉徴収票では白抜き部分が表記されていないため、分かりにくい表になっています。

続いてそれぞれ分類ごとに見ていきます。

支払金額

つまり収入(年収)です。毎月の給料や職務手当、ボーナスがこれにあたります。

交通費に関しては、非課税の収入のため、除かれています。

ここは、毎月の給与明細の総支給を足していくと一致するので、難しくはありません。

所得控除後の金額

つまり給与所得です。

計算式は、「収入ー給与所得控除=給与所得」となります。

ここで出てきた「給与所得控除」とは、サラリーマンの必要経費(みなし経費)とされています。

例えば、サラリーマンで仕事をするために、個人でスーツやカバンなどを購入しますよね?それは、給料から支払っているわけですから、経費として認めようという仕組みです。

 あくまで「みなし経費」としての計算なので、控除された分と実際に必要なものを買った金額には個人差があります。それでも一律で控除額を設定しています。

簡易的な計算式がこちら↓

国税庁HP給与所得控除より:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm

私の場合は、収入が4,102,984円だったので、赤枠に該当します。

収入ー給与所得控除=給与所得」に沿って計算してみると、「4,102,984円×20%=820,597円+440,000円=1,260,597円」となりました。

なので給与所得は「収入4,102,984円ー給与所得控除1,260,597円=2,842,387円」となります。

若干数字が違うのは、簡易的な計算式での計算だったためです。

厳密には、毎年「令和○年分の年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表」という表で細かく分類されています。

国税局掲載PDFより:https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2020/pdf/84-92.pdf

「源泉所得税関係」の「年末調整関係」に掲載してあります。毎年変更されるのでこちらからご覧ください。

国税局HP:https://www.nta.go.jp/publication/pamph/01.htm

表を見ると4,000円刻みでかなり細かく区分されていることが分かります。

私の場合は、赤枠だったので、「給与所得控除後の金額」は2,840,000円となっていました。

所得控除の額の合計

ピンク色の部分です。保険料の支払いは課税対象から外してあげようという控除になります。

一番上の「所得控除の額の合計額」にある1,116,018円は、★マーク2つ基礎控除48万円の合計です。

左の★マークは「社会保険料等の金額

毎月支払っている「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」「介護保険」の合計金額です。

右の★マークは「生命保険料の控除額

個人で加入している私的保険の保険料です。下に赤枠で「生命保険料の金額の内訳」とあり、これが年間で支払った生命保険料の金額です。

記載されているのはあくまで支払った保険料であり、種類によって控除となる額が変わってきます。

国税局HP生命保険料控除より:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1140.htm

この他に、家庭持ちであれば家族を養っている分の控除が受けられるなど、14種類の所得控除科目がぞ存在します。

源泉徴収税額

以上を踏まえての計算が上図となります。(所得税額ついては、+αの復興特別所得税が含まれている)

国税局HP所得税率より:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

私の場合、課税所得が1,723,982円だったため、そのすべてに5%の税率を掛けた所得税が課されます。

また所得税についてはこちらもご覧ください。所得税全般について触れています。

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まとめ

今回は、サラリーマンが年に1回もらう「源泉徴収票」の見方についてまとめました。

見方が複雑なのは、一部計算が省かれているからです。

上画像は実際の「源泉徴収票」と「計算過程

分解していくと段階を踏んで、所得税の計算をされていることが分かります。

「源泉徴収票」から分かることとしては、

●その年の年収がいくらだったか

●社会保険料、私的保険料をいくら支払っていたか

●その年の所得税がいくらだったか

などが分かります。

これまで「社会人1年目の給与明細公開」から「お金についての学び」をまとめてきました。

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その1年のまとめがこの「源泉徴収票」です。

見方と段階を知り、学びとしていきましょう!

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